キシリトールガムを使った便秘対策
便秘との闘いはかれこれ20年近くになると思います。
正直言って、毎日朝食後30分以内には便意をもよおし、トイレの取り合いをしている旦那と子供たちがうらやましくてなりません。
同じものを食べているはずなのに、なぜ…。
20年余りの闘いの結果、
一定の効果があったと思うキシリトールガムを使った便秘対策についてまとめてみました。
「フィンランドの子供たちは、虫歯が少ない…」ではじまるテレビコマーシャルがきっかけで、
キシリトール入りガムがブームになった十数年前。。。
産まれてこのかた虫歯になったことのない私は、虫歯の予防効果うんぬんより、
キシリトール入りガムの箱に小さく書いてあった注意書きに目を奪われました。
という訳で、なんのためらいもなく10個ほど、まとめて口に放り込んでみたのです。
翌日…とくにお腹が痛くなることもなく、
けれどもスルスルッと、宿便たちは旅立っていきました。
その日以降、
便秘が原因でお腹が痛くなったときはしばしば、この方法で宿便を解消しています。
では、キシリトール入りガムでお腹がゆるくなる原因はいったい何なのでしょう。
調べてみると、キシリトールは糖アルコール
(アルコールはアルコールでも、お酒ではありませんよ。)の一種で、
小腸からの消化・吸収がされにくい成分なのだそうです。
消化・吸収されなかった糖アルコールが大腸に到達すると、
大腸内の浸透圧が高くなります。
すると、腸管内に水分が引き込まれやすくなり、
その結果、便にも水分がたくさん含まれる事でお腹がゆるくなるという仕組みです。
(機械的下剤と同じ効果が考えられます。)
消化・吸収されにくい成分であることから、
食べ過ぎによる毒性は特に報告されてはいないようですが、
ご興味のある方はほどほどに、お試しになってみてはいかがでしょうか。