便秘と吐き気、嘔吐の関連性|吐き気止めは危険です

便秘になると吐き気や嘔吐の症状が現れます

 

吐き気がする女性

便秘が原因の吐き気や嘔吐で悩まされている方が、意外とたくさんいらっしゃいます。メカニズムはとても簡単で食べ物の通過障害に伴う不快感です。

 

要するに腸内の食べ物が排泄されないにも関わらず、新しい食べ物が追加され、物理的に食べ物が収まらないので吐き気や嘔吐の症状が現われるわけです。

 

十二指腸などに食べ物が滞留し続ける事により、
嘔吐中枢が刺激されて吐き気や嘔吐の原因ともなっています。

 

吐き気止めでは治せません

 

これらの症状、吐き気止めを使えばとりあえず症状を改善する事は可能です。
吐き気止めは直接嘔吐中枢に作用するので、どんな状態でも吐き気や嘔吐を抑えます。

 

しかし、この薬の改善は一時のものでしかありません

 

もうお分かりだと思いますが、吐き気止めは嘔吐中枢に作用するだけであって、
根本的に便秘を改善してくれる訳ではないんですね。

 

薬の効果で胃腸の運動を活発にすると記載されていますが、
やはりこれらも薬を飲んでいる間だけの効果となってしまいます。

 

やはり吐き気や嘔吐の症状を改善するためには、やはり便秘を根本的に解消するしかありません。

 

吐き気止めは、便秘を改善している途中の救済薬として使用するのが良いでしょう。
間違っても吐き気止めを対象療法として継続的に使い続けないようにしてください

 

根本的な原因が解消されなければ、いつまでたっても症状は改善されませんし、
薬に頼った治療は本来の腸の活動を弱める原因になります。(便秘薬の危険性を参照

 

便秘を解消するためには、まず自分の便秘タイプを確認する事が大切です。
自分のタイプが分からない方は「さまざまな便秘の種類」をご覧下さい。