便秘体験談 〜赤ちゃんの便秘〜
液体(ミルク)ばっかり飲んでいる赤ちゃんが便秘するなんて…
私も実際に子供を産んでみるまではそんな風に思っていました。
ところが、便秘がちの私に似てしまった(?)のか、我が家の長男も、離乳食が2回食に進んできた頃から便秘で苦しむようになりました。
排便のたびに、痛くて苦しいのでしょう、
うぇーんと泣きながらウンチをする息子は本当にかわいそうでした。
それでもなんとか2〜3日に1度は排便できていたのですが、
ある日、どうにもこうにも排便できなくなってしまったことがありました。
ウンチが出なくて1時間以上苦しみ、ついに摘便!
今考えると、3〜4日ほどウンチが出ていなかったせいだと思います。
その日長男は朝からぐったり元気がなく、
いつもなら喜んで食べる離乳食も「いらなーい」といった様子。
ご機嫌もグズグズ斜めで、付き合う私の方もなんだかイライラしていました。
そんな時、「うーーん…うーーーーーん」といきみだした息子。
「おっ、とうとう宿便解消のとき♪」と私は見守っていたのですが、
一向にウンチが出てくる様子はなく、ときどきウンウンいきみながら大泣き状態。
おむつを外して見てみると、長男の小さなおしりの穴に比べると見るからに太く、
しかもとても硬そうなウンチが、出口寸前のところで止まっているではありませんか!
大急ぎで綿棒にオリーブオイルを垂らし、おしりの穴に入れて滑りを良くしようと試みるも、
詰まっているウンチがあまりに硬くて太いせいで、綿棒が入らない!!!
見かねたオット(たまたま有給をとっていた)が
「よし、俺がやる!」とおもむろにおしりの穴に人差し指を突っ込み、
ウンチを掻き出してくれました。
硬〜いウンチがごろごろ出て、長男はスッキリした様子。
一挙に機嫌も良くなり、元気に遊び始めました。
それでも不安な私たち…。
勢い余って指で(しかも人差し指)ウンチを掻き出してみたものの、
肛門やおしりに傷がついていないだろうか…。
かかりつけの小児科に連絡すると、今なら待っている患者さんもいないとのことだったので、
念のため受診しました。
結果は「問題なし。」
ホッと安心の私たちに、小児科の先生が便秘のアドバイスをくださいました。
- 食物繊維
ただし、1種類の繊維に偏らないよう、さまざまな種類のものを少しずつ食べさせること。赤ちゃんはそもそも食べる量が少ないので、特に「さまざまな種類を少しずつ」を意識して。
- 油
食物繊維ばかりだとウンチが腸の中で固まってしまうため、潤滑剤となる油が実は必須。
- 運動
赤ちゃんは腹筋が少なく、ウンチを押し出す力もどうしても弱くなりがち。まだ動けない赤ちゃんでも、足の曲げ伸ばしや腰をひねる運動などを、無理のない範囲で行うことで、腹筋が鍛えられる。
以上のアドバイスの中で、特に目からウロコで、かつ効果があったのが2番目の油でした。
当時の長男は離乳食が2回食に進んだばかりで、
食べられるものといったら、数種類の野菜や果物と豆腐、そして鶏ささみのひき肉のみ。
さっそく豚ひき肉に挑戦し、
それまでのような頑固な便秘に苦しむことはなくなりました。
そして現在…3歳半となった長男は、すっかり便秘知らずの快便ボーイ。
朝食後30分以内に便意をもよおし、「出たら教えるね♪」という頼もしいお言葉を残して
トイレに出かける毎日です。
うらやましい(笑)。
おまけ
小児科受診時に、看護師さんから教わりました。
- 爪を短く切りそろえ、手を良く洗う
大人の手の話ですよ、念のため。
- もしあれば、ビニールまたはゴム製の手袋を装着
素手で行ってもOKですが、ニオイが手に染みつきます。
- 小指でそっと、優しく掻き出す
私たちはうっかり人差し指を入れてしまいましたが…